2019.05.15

薬剤師が、調剤薬局で英語を話すということ

薬剤師である皆さんは、日頃薬局では調剤、監査、投薬の業務を行っていることと思います。
この3つは、調剤薬局の薬剤師にとって基本の仕事内容となります。
この中で、いちばん大きく個人差が出るのが投薬の部分ではないでしょうか。
直接、患者さんに薬の説明をする際には、薬の知識はもちろんのことととして、
コミュニケーション能力が大きくものをいう分野です。毎日毎日、その人その人に合わせた会話をしなくてはいけません。
患者さんにとっては、薬剤師との接点はこの投薬の場面がほとんどです。
薬剤師の話しぶり如何で、ああこの薬局はいいな、信頼できるな、また来たいなと感じるわけです。
薬局もサービス業の側面もありますから、患者さんをお客さんと考えれば、いかにこの投薬が大事かわかります。

昨今、薬局で英語を話す重要性が増してきました。
外国人観光客は年々増え、また日本に在留している外国人の数も飛躍的に伸びています。
都市部や観光地で勤務されている薬剤師であれば、外国人がいかに増えているかは肌で感じていらっしゃるでしょう。
日本に長く住んでいる外国人は日本語が話せるでしょうが、ほとんどの外国人は話せません。
最初は日に、1人だった外国人患者がいつの間にか3人、4人に増え、いつの間にか10人近くなったという薬局もあります。
また港区などでは、ホームページで英語で受診できるクリニック、病院を公表しています。
それを頼りに来た外国人が、そのまま調剤薬局に処方箋を持っていくことになるのですから、増々、数は増えるでしょう。

さて困ってしまうのは、私たち薬剤師です。
理系である薬剤師に英語が得意な人は少ないでしょう。学生時代熱心にやってこなかったという人がほとんどかと思います。
しかしもはや現場では、英語を話す必要性が出てきました。あなたならどうしますか?
少しでも話せる人がいたら、その人に任せますか?
苦手だけれど、英語の勉強を始めますか?
この分かれ道で、英語を学ぼうと思った薬剤師こそ、生き残れる薬剤師になるのではないでしょうか。

薬剤師が英語を勉強するとして、いったいどのように手をつけたらいいか、悩まれる人も多いと思います。
医療英語というものは特殊な単語や言い回しがたくさんあり、また表現を間違えてしまえば、患者さんの体調にも影響してしまいます。
薬剤師が英語を勉強するときに、あまりに大きな範囲を想定してはいけません。
中学、高校から文法を学びなおすとか、そのような完璧なものを考えていたら途方に暮れてしまいます。
基礎学力は大学までで充分あるのですから、守備範囲をきちんと決めることです。

まずは、あいさつ、処方箋の受付、症状の確認、ちょっとした日常会話、このあたりを学んでいくのがいいでしょう。
症状別の細かい言い回しや、病名などは、少しずつ学んでいって問題ないと思います。
英会話上達のとてもシンプルなコツ、それは、とにかく英語で話してみることです。
勇気を出して英語であいさつしてみる。下手でゆっくりでもいいから英語を話してみる。
外国人の方も、こちらが一所懸命英語で話していることはわかります。きちんと耳を傾けてくれるでしょう。
実はこの勇気を出して話してみることこそ上達の唯一の道のりです。
上手く伝わらないところがあったら、そこを調べて勉強することができます。
少しずつ知識を蓄積していって、英語を話すハートを強くすること。これができればどんどん上達することでしょう。
その際には、このホームページを上手く活用して専門的な言い回しや単語、動詞を学んでください。

英語というスキルを身につけて、選ばれる薬剤師になりましょう!

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