2019.03.21

薬剤師 人間関係の悩み・ストレスを解決する考え方

今回は薬剤師の職場の悩みの上位に必ずある人間関係について調べてみました。
人間関係に悩む薬剤師はホント多いですよね。理由として女性の多い職場であること、職場が狭く、人員が固定されていること、などが真っ先に浮かぶ原因ではないかと思います。
さて、それではデータで見てみましょう。今回は「働く女性」というくくりで検証です。
下記はエンジャパンが2017年に20代から40代の女性501人に調査した「職場での人間関係」に関する調査結果です。
グラフの質問は「職場での人間関係に悩んでいますか?」というもの。

これは年代問わず、すべて過半数を超えている方が「人間関係に悩んでいる」ということです。女性のほうが人間関係はデリケートですね。 男は少し天然なところがありますが、女性はいろいろと感覚が鋭いので。
さてそれでは、次に具体的に中身を見てみましょう。こちらもエンジャパンの調査結果です。

どうでしょうか。女性の皆さんは心当たりがあることばかりではないでしょうか。
ここでは個別の内容を細かく見ていくのはやめておきます。ケースバイケースですし、内容を調べて見たところで悩みは解決しません。
人間関係に悩む人に、どのような解決策があるのか。その辺を探ってまいりましょう。

いろいろ調べていくと、ある心理学者の考えに興味を持ちました。その名は、アルフレッド・アドラー。オーストリアの学者です。彼の提唱したアドラー心理学によると、すべての悩みは、なんと人間関係が生み出しているそうです。
たとえば、お金がなくて悩む、背が低くて悩む、顔が良くなくて悩む、性格が暗くて悩む。
これらの悩みはすべて、他人と比べて感じるものだと。ですから、アドラーによると宇宙にあなたひとりしかいないなら、悩みなど生じないといいます。また孤独感もまた、他人が存在するから生じる感情で、この世に誰もいなければ孤独感の概念すらないだろうといいます。他人と比べで生じた劣等感をネガティブなままにしておかないで、そこから脱却すること、変わること、変化へ踏み出す勇気こそ大事と説きます。
ですから、まず他人と比べることをやめるということです。あなたが注力するのはあなたがやるべきことのみ。他人がどう言おうと気にしないことです。またそれは同時に他人に期待してもいけないということです。自分と比較して仕事が出来ないとか、話し方が気に食わないとか、そのようなことでイライラすることは無駄なことです。業務上支障があれば注意も必要ですが、そのようなことで怒りをもつことは、相手と勝ち負けの土俵に上がることであり、そこでは必ず勝敗が出てしまいます。ぶつかって、どちらかが勝つ、負けるという結果になると、負けたほうはその後、ずっと復讐を試みて、人間関係は悪くなる一方だというのです。人間関係の問題は、自分の課題に他人が踏み込んでくるから生じ、またあなたが他人の課題に踏み込んだことに生じるのです。ですからあなたは自分の課題、与えられた仕事に対してのみ真摯に取り組み、そのことで他人に何か言われても意に介さないことです。そしてここが大事なポイントなのですが、その先にあるのが、共同体感覚です。周囲の人間を敵とみなさず共同体の一部と感じること。そしてその共同体の中で自分が何を与えられるか考えて行動することがゴールといいます。

何か心理学というと難しいような印象を持つかもしれませんが、アドラー心理学は非常に日常生活に密接に関わるもので、難解というよりもコロンブスの卵のような斬新な発想に基づいています。とにかく人間はその日から変われるといいます。自分の行動、性格を既定させてきたのは自分の思考に他ならないからです。あなたの考え方が変われば、この世界はたった今からまるで別の世界になって、開かれるとアドラーは説くのです。
この考え方はとてもとても優しいと感じました。
たいへん読みやすくベストセラーにもなった本もありますから、一度読んでみるのもいいかもしれません。対話形式でとても平易に読みやすい本になっています。

 

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