薬剤師に求められる英語力

●薬剤師の売り手市場は終わるのか

医薬分業の国策に基づいて調剤薬局はひたすら数を拡大し続け、薬剤師の需要は長らく安定的に続いてきました。ところが現在では、医療費の抑制が喫緊の課題として浮き彫りになり、病院、調剤薬局の「淘汰」が始まっています。
薬剤師が無条件で雇用される時代は終わりつつあるのです。
今いる職場があるからと安穏ともしていられません。体力のない薬局から次々とⅯ&Aの波に呑み込まれ、人員は再整備、余剰と判断された人員は整理されてしまいます。

●誰が生き残るのか

薬剤師として今後、雇用されるのはどのような人物でしょうか。
それは雇用する側から考えれば答えは明確です。雇用側は労働力があり賃金の安い薬剤師を確保したがります。いわゆる新卒、若手の社員です。逆に賃金が高く、年代の高い薬剤師は敬遠される傾向になります。
しかしながら雇用側も継続的に若手の確保をし続けるのは困難です。また結婚や出産などで退職者が出れば、中途で人員を確保するしかありません。
雇用側が若手でなければ欲しい人材、それは「スキル」のある薬剤師に他なりません。

●コミュニケーションスキルが鍵

調剤薬局や病院で差別化できるスキルの代表は、認定薬剤師資格、専門薬剤師資格が一般的です。
しかし薬剤師に求められるものは、薬学的知識、医学的知識だけではありません。
調剤薬局でもドラッグストアでも企業でもコミュニケーション能力を重要なスキルと考える会社が増えており、とりわけ英語を代表とする「語学力」が問われる時代がやってきたといえます。

これからの薬剤師に最も重要なスキルは

出典:薬キャリ

●語学力が問われるわけ

訪日外国人は2013年に1000万人だったものが、2018年には3000万人を越えると言われています。政府は2020年に4000万人、2030年には6000万人の目標を掲げています。訪日外国人の増加は必要不可欠な国策となっています。
また2017年、中長期在留外国人も過去最高を記録しています。そのような方は当然病院に診察に行きますし、処方箋を持って調剤薬局にも訪れることになるのです。
その変化にいち早く対応できることが、今後の病院、薬局、ドラッグストアの生き残り策に重要な鍵となります。しかしこの語学力の対応は非常に遅れているというのが実情です。なぜなら理系の薬剤師にとって語学はあまり得手ではなく、会社、企業単位でもノウハウがないために立ち遅れている分野なのです。
何も完璧な語学力など必要ありません。他の薬剤師が尻込みしてしまう英会話を、あなたは少しでも積極的に話せるようになるだけでかまいません。そのわずかな姿勢の差に、あなたが選ばれる薬剤師へとなる鍵があります。それだけ英語は今後、切実に現場で求められていくのです。
ぜひこのサイトを生かして学んでください。

訪日外国人旅行者数の推移
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